おじさんの哲学 の感想

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参照データ

タイトルおじさんの哲学
発売日販売日未定
製作者永江朗
販売元原書房
JANコード9784562050581
カテゴリ文学・評論 » エッセー・随筆 » 著者別 » な行の著者

購入者の感想

本書でテーマとする「おじさん」は、「オジサン」ではなく、「叔父さん(父母の弟)」である。「親父未満、兄貴以上」の「叔父さん」は、権威的な「親父」とも、感性は鋭いが慌て者の「兄貴」とも異なる存在として、今の時代に特に必要なのだと言う。
取り上げられている「おじさん」は、『街場』シリーズの内田樹、『さようなら、ギャングたち』の高橋源一郎、「男東大どこへ行く」の橋本治、「戦後思想の巨人」吉本隆明、「吉本隆明の論敵」花田清輝、文化人類学者・山口昌男、『ダンディズム』の生田耕作、哲学者・鷲田清一、「千夜千冊」の松岡正剛、数学者・森毅、「ニューアカの旗手」四方田犬彦と師匠の由良君美、兄貴たちの宮台真司と大塚英志、『植草甚一スクラップブック』の植草甚一、『マルサの女』の伊丹十三、エッセイスト・山口瞳、『POPEYE』と『BRUTUS』の仕掛人・松山猛、直木賞作家・田中小実昌、『スローなブギにしてくれ』の片岡義男、『広告批評』の天野祐吉、詩人・谷川俊太郎、『何でも見てやろう』の小田実、哲学者・鶴見俊輔である。
其々の作品や関係する人々も多数登場し、本好きにとって興味深い内容であると同時に、知命を過ぎたおじさんにとって憧れる思考&ライフスタイルが溢れた一冊でもある。
(2014年7月了)

世の中には、たくさんの(気の利いた)おじさんがいるものだと思いました。

経験はあるが、責任はなく、納得はできるが、間違ったことを言うかもしれない、おじさんの助言に耳を傾ける機会が減っていることは残念です。

おじさんのディープな世界を共有すると、違った未来が開けてくるかもしれないと思う一冊です。

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