キャベツ炒めに捧ぐ (ハルキ文庫 い 19-1) の感想
参照データ
タイトル | キャベツ炒めに捧ぐ (ハルキ文庫 い 19-1) |
発売日 | 2014-08-09 |
製作者 | 井上 荒野 |
販売元 | 角川春樹事務所 |
JANコード | 9784758438414 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 暮らし・健康・子育て » グルメ |
購入者の感想
主役は、ほぼ60歳の女性3人。東京の小さな町の商店街で、みなで惣菜屋を切り盛りしています。
惣菜屋にかぎらず家の中や野外など至る所で、様々な料理が、素材を変え、味付けを変えと登場し、常にいい匂いが行間から漂ってきます。(本の題名になっているキャベツ炒めは、ニンニクバターで炒め塩・黒胡椒で味付けと、読んでいるそばから作って食べたくなりました。)
惣菜屋に配達にくる米屋の青年というエッセンスも加わり、ありふれた日々の生活の描写なのに不思議と面白く、そこには平凡でも年齢を重ねたなりに背負ってきた人生があり、とくに「芋版のあとに」は好きでした。
最後は、心に晴れ間がどんどん広がっていくような気分になり、心が温かくなる小説でした。
惣菜屋にかぎらず家の中や野外など至る所で、様々な料理が、素材を変え、味付けを変えと登場し、常にいい匂いが行間から漂ってきます。(本の題名になっているキャベツ炒めは、ニンニクバターで炒め塩・黒胡椒で味付けと、読んでいるそばから作って食べたくなりました。)
惣菜屋に配達にくる米屋の青年というエッセンスも加わり、ありふれた日々の生活の描写なのに不思議と面白く、そこには平凡でも年齢を重ねたなりに背負ってきた人生があり、とくに「芋版のあとに」は好きでした。
最後は、心に晴れ間がどんどん広がっていくような気分になり、心が温かくなる小説でした。