■あらすじその日、主人公:瀧村 博司は、小雨の降る中、夜の公園のベンチでがっくりとうなだれていた。「住むところ……無くなっちゃった……――」彼の住む――いや、住んでいたアパートの契約条件に、口座から家賃の引き落としができなかった場合、即退去となる旨が記載されていたのだ。結果、荷物は外に出され、玄関のドアの鍵は別のものに変えられていた。不動産屋いわく、荷物を出すときにでもいてくれたら、こんなことには……――。就活も失敗して、住むところもなくなって……これからどうなるんだろう？そう思い、何度目かのため息をついた彼に、声がかかる。この近くに住んでいると告げる彼女たちは、落ち込む瀧村の事情を聞くと、だったらウチに来ないかと誘ってくれる。家賃をもらわない代わりに、家事をしてくれればいい。あと、バイト先のシフトをもう少し入ってもらえたら。そう口にする彼女たちに、よろしくお願いしますと頭を下げる瀧村。こうして彼女たちとの同棲生活が始まった。