とある地方を席巻する極悪チーム、暴走狂人軍「血流奴連（ちるどれん）」 <><>なかでも特攻隊長「坂本勇穴人（さかもと はなと）」は、まれにみる狂人であった。<><>地元ヤクザとの利権争いをタイマンでの決着で制し、静止に入った女刑事「山尾桜志里（やまお おしり）」をなんなく手籠めするという狂いっぷり。<><>しかし調子に乗り過ぎ通報され、逃げ遅れた勇穴人は捕まり取調室で事情聴取される。<><>担当は山尾と男性刑事、そして将来女性初となる警視総監を嘱望される副署長「杉田山脈（すぎた まお）」。<>彼女らは勇穴人を囮に血流奴連壊滅を目論む・・・。<><><>同日未明、血流奴連の臨時集会が行われ、その場でミルキーこと総長小泉留樹亜（こいずみ るきあ）は隊員に問う。<><>ミルキー「仲間の勇穴人取り戻しにいくの迷惑だって思ってるヤツ、こん中にいる？」<><>隊員「・・・」<><>ミルキー「相手が警察だからって日和ってるヤツいる？」<><>隊員「・・・」<><>ミルキー「いねえよなあーっ」<><>隊員「おおーっ！」<><>かくして勇穴人を救い出す大作戦が決行された。<><><>しかし杉田副署長率いる警察もさるもの・・・<><>即座に総長小泉を捕らえる。<><>総動員で残党を迎え撃つべく勇穴人と山尾を残し持ち場を離れる男性刑事は、不安がる彼女にこう言い放つ。<><>「事件は現場で起きている！」・・・<><>否！<><>事件は署内で起きていた！深夜の警察署・・・<><>取調室での獣たちによる二重奏は、若き女警察官を完膚なきまでに鳴き狂わせていく。<><><><>フルカラー 52P<><>注1: この漫画はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。