昔々ある村に、不思議な力を持った若者がおりました。名を雨太郎と言い、天に祈りを捧げて雨を降らせることが出来たそうです。そして、いつの頃からか皆はその若者を『雨降らせ太郎』などと呼ぶようになりました。ある年、村に一滴の雨粒も降らない日が長く続きました。村の皆は話し合い、雨太郎の力を借りることにしました。話を聞いた雨太郎は「今度の日照りは手強い。オラ一人じゃあ力が及ばん。けど誰か手伝ってくれれば大丈夫だ。」と言うと、その相手に『無口女房（むっつりにょうぼう）』と呼ばれる村一番の無口な女、お千代を指名しました。そして、その日からお千代は雨太郎の元へと通うことになるのですが…雨太郎は本当に不思議な力の持ち主なのか…お千代は本当に無口なのか…日本エロ昔話 第一話『無口女房と雨降らせ太郎』はじまりでございます。全 86P本編 78P（差分4P）おまけ 4Pと3Pタイトル 1P---注---無口=むっつり というわけではありませんが語感が良かったので無口（むっつり）女房と呼んで下さい。他にもおかしなところが多々あるかと思いますが、目を瞑って下さい。