ホチキス Re.price
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タイトル | ホチキス Re.price |
ホチキス Re.price とは
主人公・元山茂は恒楠学園に通う、口が上手いくらいが取り柄の学園生。茂の通う恒楠学園には、『学園生活をあくまでも学生の視点から楽しく過ごそう』というコンセプトで様々な品物を取り扱っている知る人ぞ知る露店が出現するという。
扱う品は教師ごとの試験対策虎の巻だったり、部活の対戦相手の情報ノートや、学園の女子の生写真、果ては惚れ薬っぽい物など多岐にわたる。
過去には、学園で流行っていたおまじないなどにあやかった恋愛成就グッズなども販売していたらしい。
その店は、『学園生活相互所研究会』、略して『互助研(ごじょけん)』と呼ばれている。
互助研に興味を持った茂は『互助研』がどんなものか覗きに行くが、なぜかそこにいたのは、学園のアイドル的存在の芦川ゆきのだった。
ゆきのは『互助研』の会長がいない間の店番をしているとのことであったが、そのあまりにたどたどしい接客に業を煮やした茂は、彼女に代わり自ら売り捌いてしまう。
流れで今後も手伝い要員として扱われることになってしまい、その持ち前の口上の上手さを駆使し、なんとか切り盛りしていく。
そんなある日、茂はゆきのに屋上に呼び出された。
彼女は思いつめた表情のまま、あるものを渡してくる。
これは縁結びのホチキスなんだってそんな恋愛アイテムをいきなり渡された意味に混乱してしまう茂だったが……彼女に悩ましい表情をさせているのも、茂にホチキスを渡したのも、その全てのはじまりは、『互助研』にあった──