使いやすく、信頼性も高いが、真ん中に差し込む線末端の目視確認がやや難しい

　2極のものと並び、
電気配線工事で一番よく使うタイプのものです。
一般住宅の改修で電気工事をときどきする程度では、
本製品のような３極止まりで十分用をたし、
４極以上のものは滅多に使いませんね（新築工事は別）。
資格取得試験のときは習いませんが、
配線は電源部分と操作部分（スイッチ関連）に分かれます。
電源部分・操作部分の結合の配線には２極ではなく、
本製品のような３極のものをわざと使い、
将来の拡張性を残すというのが上手な方法となります。
「３極は２極を兼ねる！」です。
とくに作業が面倒な狭隘な壁内、
屋外配線への直前、
一部の作業困難な天井裏等では２極ではなく、
ちょっと無駄のようでも３極がお勧めできます。


　使ってみて、
毎回思うのは、
天井裏の薄暗闇では、
真ん中の極の末端が奥まできちんと差し込んだか目視確認がやや面倒というか、
やりにくいことです。
両脇の極の銅線が奥までささっているかどうかは本体が透明なためすぐにわかりますが、
さすが真ん中は銅線が左右両横に並んでいるので、
たとえ差し込み方が不十分でも奥まで差したと錯覚しやすいです。
必ずしも老眼の始まりだけが原因ではないようです。


結局、
真ん中の銅線は目視確認の上、
数度軽く動かして、
引き抜けないことを確かめて作業終了していますが、
真ん中だけほんのわずか突き出ていて透明であれば、
もっと作業が早くなります。
あるいは製品を真ん中部分が突き出た三角錐体にするとか。