艦これノベライズ第一弾！…だよな？

自分は某夕張型書店でゲットしました。


全体としては満足です。
やはり陽炎は艦これの主人公ですね（棒）。


彼女の事が今以上に好きになれました。
少ないセリフから想像するしかなかった性格が、
この本によってしっかりと補完されたようです。


もちろん、
彼女以外の駆逐艦娘『曙』,『潮』,『霰』,『皐月』,『長月』も『問題児』としての登場とはなっていますが、
陽炎と出会い、
彼女との交流を経て少しづつ成長していくという過程を見ることができて面白かったです。


メインは彼女たちですが、
金剛型四姉妹、
高雄愛宕姉妹、
不知火、
神通といった艦娘もちょろっと出てきます。
メインではないので扱いは小さいです。
ですが愛宕の印象が強く残りました。
愛宕マジお姉ちゃん。


最後に不満点を挙げると、
提督の扱いでしょうか。


この手の作品は男キャラの立ち位置が難しいのは分かっていますが、
個人的には、
もう少しまともな人間にしていただいた方がよいのではと感じました。


せっかく軍組織としての鎮守府、
艦娘の立場などが真面目に触れられているのに、
総指揮官たる提督が変人では締まらないなあというのが正直なところです。
ちょいと助平なのは許します（むしろ歓迎です）が、
職務に対して大雑把な印象を受ける様子は見たくないですね……

個人的なお勧めは、
艦これプレイヤーの宿敵『羅針盤』に対しての超理論的な理由付けの点と、
艦娘選定試験の内容について語られた時ですかね。
ええ。
少し興奮しました（真顔）。


曙、
陽炎、
潮……彼女たちの事を、
提督ではなく彼女たちの視線で見たい方、
艦これは未プレイだが興味があるという方も、
まあ手に取ってみてください。


長文となりましたが、
私の総評としては満足です。
艦これが長く続いてくれるといいですね。
0