探求の終わり

苦しみや悲しみから逃げたい、
ポジティブだけを体験したい
悟りを開けば幸せに・楽になれるのだ

という精神世界への期待やファンタジーへの逃亡に
現実と真理をつきつけて

優しく頬をひっぱたいてくれます

それでも思考や何かへの期待や、
ここではないどこかへ顔が向きそうになると
容赦なく顔を真実の方へむけてくれる

そんな本です

なので人によって読むタイミングというのがあると感じました（どんな本もそうですが）

精神世界への期待と希望をいっぱいに
もっと教えを受ければ・もっと理解すれば・もっと自分のネガティブを失くせば
自分の欲しいものが手に入り、


その為にはまだまだたくさんの教えを知りたくて、
自分を向上させたいのだ、
という方には
たぶん求めているそれとは違います

（私がそうでした。
その時はこの本を「精神探究のコレクションのひとつ」として
ほしいと思っていましたが絶版になりずっと手に入れられずにいました）

しかし探求自体に幻滅し　へとへとになり　もう概念や方法はたくさんだ、

とにかく本当の唯一の真実だけを知りたいのだ　という方には
たぶんこの本が最後の本になるだろうと思います

（絶版で手に入れられずにいた間　私の心も変化していきました。

とにかく真理を、
と切望するようになりアマゾンをチェックすると新装されて販売されていました。


そしてそれは自分の求めていた以上のものでした。

見たことがなかったので求めることすらできないものでした。

全ては起こるべきときにしっかりおこるのだなと、
読み終えた後大げさですが感じました）

様々な精神世界の本での「この本は違う！この本を読めば！」というレビューを
読みたくさん購入してきましたので
ガンガジのこの本が「本当にその通り」なのだと思っていませんでした

今まで読んできた本はもちろん役に立ちましたが