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ハードカバー版を持っているのですが、
文庫版で再販されていたのでレビュー投稿しました。


内容は、
相手に言われっぱなしで、
”返し”ができない人を対象に、
トレーニングしていく流れを想定しています。

会話について多くのパターンが想定されており、
実践は読破してからがよいでしょう。


”強くなってしまった”人は、
全身にエネルギーが満ちた状態となります。

それが相手にしか感じられないオーラというか抑止力になるのでしょう。
武道をしている人が、
立ち居振る舞いや雰囲気などにより、
じっさいの本人の意思・性格とは無関係に、
人から一目置かれたり、
いじめられにくくなるのと同じような作用があると思います。


著者は合気道を引き合いに出されていますが、
まさにそのとおりで、
自らが放った悪意がそのまま自分に跳ね返ってくるというのは、
発言者には未体験の衝撃となるでしょう。
むしろ倍返しくらいに感じるかもしれませんが、
アタマにくる一言を発した相手側に、
”悪意”があることがそもそもの問題です。


なので相手が、
みずから放った悪意によって傷つくことを配慮する必要はない、
というのがポイントです。


自戒を込めて書きますが、
本書により、
”強くなってしまった人”は、
今度は自らの発言に注意しなくてはなりません。

今度は自分のほうが、
うっかり人を傷つけないように・・・。