民芸とはなにか
民芸に美を見出した柳宗悦の思想の根底にあるものが書かれている。

底本は講談社学術文庫「民藝とは何か」(講談社)

民家で日常的に使われているような雑器にこそ美を見出すことができる。

雑器は同じ形、
模様、
色を繰り返されて作られたものであり
物によっては一日に数百もの数を作る無名の品である。

数百ものをためらいなく作るのでそこには一切の意識の介入がない。

ここで初めて自然の美なるものが生ずる、
それは意識や自我が超越し弊害となってしまった
初代を除く茶器一般には見られなかった傾向であったと論じている。

そういった自然の美が過小に評価されている時代に民芸運動を起こした柳宗悦であるが
その深い視点は現代の機械的生産に対する危機をも警告している。

時代は現代となって利の追及を第一とした機械的生産の時代になってしまった。

機械的生産は確かに大量で廉価だけれどもそこに美は宿ることはない。

 「今のは多産というよりも濫造であり、
廉価というよりも粗悪とこそ呼ばねばなりません。

  今日の多と廉とは利を得んとする競争より生じたので、
安く売るためではないのです。

  競争なくば必ず同じものを高く売るでしょう。
言い換えれば今日の安ものは常に最高の価なのです。

利を追及する資本経済から逃れることはできないけれども自然の美なるものを考え感じようとする試みは
より豊かな暮らしを実現するに不可欠な行動であるだろう。

 
民芸とは何か

その他の感想

図鑑慣れしてない娘に
DVDは好みの問題?
Xbox360版アイドルマスター唯一の攻略本
20世紀最高の音楽ドキュメント作品。
素晴らしいキーボード。
75歳の肺癌トライアスリート
ヘビーローテーション!
コスパ性能に大満足です!!
シンガポールの一人旅で
絶対に読んだほうがいい。
一か月使っての感想
破損無し。
科学性と実用性が高度に両立
ちびキャラが可愛いっ♪(/ω\*)
お気に入りアイテムです☆
オリケシ素材不足
説明が雑です
久しぶりのクラシック
アナリストが読み解く製薬業界の未来
付属の網が限界に来たので。
ニ巻もクオリティ高い。
過去の文章を集めた物
たくさん物が入ります!
飲んで半年です。
他のSW書籍とは違う!
ごく普通ですがちょっと小さめ
企業の裏面活動に迫る秀作
第1版の不満点を改善
戻る