真面目な日本美術史です。「ヘン」ではありませんよ!
 この手の本は小難しく書かれていることが多く評者は覚悟して読みはじめた。

 が、
日本画の知識に乏しい評者もページを繰るのが速くなってきてしまった。

 第一章「日本の古い絵」”鳥獣戯画”から始まり、
第五章「やがて悲しき明治画壇」まで著者ならでのユニークな視点でユーモアも交えながら日本画の概略を楽しく読ませてくれた。

 第二章の「こけつまろびつの画聖誕生ー雪舟の誕生」を読みながら、
かって評者が下呂市の「禪昌寺」で初めて「雪舟筆大達磨像」を拝観した折のことを思いだしてしまった。

 薄暗い部屋で現存している雪舟の傑作の一つ「八方にらみの達磨」を観たとき、
その大胆な構図に驚き、
右により、
左により、
前から眺めてもカッと右上(絵の中の達磨の目線は左上だが)目線なのにどこから見ても睨まれているようで恐ろしくなってしまった記憶である。

 数年後、
禪昌寺を訪ね二度目に雪舟の達磨に対峙した時には、
炯炯と睨む眼光と禿げあがった白く大きな頭と、
大胆なまでに太い筆使いであっけないほど省略して描かれてる衣との対比に違和感を覚えたのだが、
よくよく観ているとひょっとしたらこれ抽象画と言ってもいいのじゃないか、
と思いながら観てしまったのです。

 著者が本書第二章で雪舟の絵を詳しく解説してくれていたのを読んでいて、
評者が二度目に禪昌寺を訪れて雪舟と対峙したとき感じたことの意味を知ることができた。
 
 本書は、
日本の代表的ともいえる絵師を著者の好みでピックアップし、
日本画が辿ってきた歴史を俯瞰しながら、
そのエッセンスを著者ならではの個性的な文章で面白く読ませてくれたので、
「ヘン」な美術史などではない良書でると高く評価したい。

 
 
ヘンな日本美術史

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