いい意味でも悪い意味でも期待を裏切らない

ストーリーに難解な表現はなく、
それこそ絵本を読み聞かせるぐらい非常に分かりやすい内容です。


私は普段から俳優さん自身に注目したり、
ゴシップなど、
映画の世界に浸るうえで邪魔になりそうな情報は耳に入れないようにしているので、
俳優さんの名前などはほとんど知りませんが、
この映画では、
ノアのキャラクター性にピッタリの俳優さんでしたし、
アリー役の方も可愛らしく、
またふとした時に微妙に変化する表情など、
演技が素晴らしかったです。
そのほか、
老人の二人役、
アリーの母親、
フィンなど、
印象に残る俳優さんばかりでした。

時代背景や国柄に則った、
その"瞬間"ならではの人物像が、
各々よく出ていると思います。


ピュアな心で観れば、
この上なく素敵なお話です。

ひねくれた観点から言えば、
「この先こんな風になるのかな？」と安易に予測したことが、
ことごとく当たってしまったくらいストーリーに捻りがない点でしょうか。

だからこそ、
いい意味でも悪い意味でも期待を裏切らず、
安心して観られる作品になっていると思います。