技術系入門書のお手本

入社1年目の機構設計者です。
仕事でプラスチック部品を設計することになり、
勉強のためにこの分野でできるだけ易しい本がいいと思いこの本を選びました。

私と同じ入社1年目の主人公が中堅社員の指導を受けながらプラスチック成形と設計について学んでいくという構成になっています。

技術書にしては珍しく、
非常にわかりやすくて読み進めやすかったです。
全ての技術系入門書がこうだったらいいのになぁという感じがします。


特にこの本が優れていると思った点は以下の通りです。

・主人公と中堅社員の会話形式になっており、
読みやすい。
（無知だがバカ過ぎずいいパランスの主人公新谷くん）
・「パーティング」「ゲート」「ウェルド」等の基礎的（でも初めての人からしたらなんのこっちゃ）なポイントが項目ごとにまとまっており、
解説も丁寧でわかりやすい
・図が豊富で的確
・各項目の最後にある「設計現場のこぼれ話」で実際の事例が語られており、
現場イメージが湧きやすい

プラスチック成形だけでなく、
プレス成形などの他の成形加工も同じシリーズで読みたいです。

シリーズ化求む！