大人こそ本書の価値が分かろうというものです
まずタイトルが秀逸で、
『京都、
オトナの修学旅行』って何だろう、
と読む前からワクワクする題名です。

確かに、
京都は今も昔も修学旅行の代名詞のような街ですが、
廻った社寺仏閣の印象は退屈だったという印象しかないでしょうし、
旅館での枕投げと新京極でのお土産物の購入しか記憶していない、
というのもよくある話です。


京都を訪れるのは、
まさしく「大人」のほうが良いですね。
路上観察学会長老で芥川賞作家の赤瀬川原平氏と、
日本美術史を専門とする明治学院大学教授山下裕二氏による京都の名所旧跡を巡る旅の全てが知的好奇心を満たす含蓄に富んだものでした。


取り上げた社寺は、
確かに修学旅行で必ず廻るような場所ですが、
「日本美術応援団」として著書を出している二人の会話は珍しい視点から対象物を取り上げていますので、
子供の修学旅行で得られる体験とは全く違う次元のものでした。


本書の内容は、
金閣―「むきだし」の金は今日もリニューアル中、
二条城―ゼネコン狩野株式会社の大仕事、
東寺―とうじのまんま、
ぶっきらぼうに並んでます、
高台寺・円徳院―和尚の留守中に描いちゃいました、
清水寺―信仰と観光の幸福な結合、
京都御所―ミカドの留守番130年、
桂離宮―純粋な贅沢を死守してきました、
平等院―平安貴族が夢見たサンダーバード基地、
銀閣―砂に銀を映したアーティストは誰か?、
楽美術館―楽茶碗、
15代目も楽じゃない、
待庵―利休がしかけたワナつき二畳、
嵐山―マル貧修学旅行生、
嵐山の秘部に迷い込む、
となっており、
総括 京都美術観光論、
あとがき 日本美術応援団 京都へ(山下裕二)で締めくくられています。


本書の記載箇所は、
待庵以外全て訪れていますが、
物の見方を変えるとこうまで新鮮に映るのか、
という感覚を覚えました。
大人の鑑賞に堪えうる本です。
京都、オトナの修学旅行 (ちくま文庫)

その他の感想

役にたちませんでした
ベスト8への道は遠かったが、、
ねたT メンズドキドキ 胸と豹柄ブラジャー
ここからスタートしたら
話は悪くないんだけど…
大きさ・質感ともに丁度良い
ドラッグストアより安い
この商品を存分に活用しています。
ジャズ史上に燦然と輝く名アルバム
プリントのズレが酷い
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並列計算のために購入
地域への希望
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総合的に買って良かった!
まあまあの使用感
がん診療にあたる全ての方に
パカパカしているパンプスに重宝♪
原作でのキャラクター間の関係性の掘り下げに物足りなさを感じた人にもおすすめ!
まだ未使用です
腕が弱いかな・・・
シリコンカバー等を付けていると使えない場合があります
いいのか悪いのか・・・必要なのか!?
早く三巻よみたい。
手元に置いておけば便利
使えます‼️
かなり安っぽい!だって安いんだもん
50mm幅
マインドセットを変えるには格好の本。
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