25歳で結核のために夭逝した天才を偲んで
オーブリー・ビアズリーの作品集の刊行は珍しいですね。
これだけ充実していれば満足します。

彼は日本の浮世絵の影響(64p参照)を受け、
その後の画家やイラストレーター、
漫画家達に大きな影響を与えたイギリスの画家ですが、
25歳で夭逝したこともあり、
限られた制作年の作品しか残っていないのは残念ですが、
その特異な画風は今でも独自の魅力を感じさせるものでしょう。


本書の解説と監修の海野弘氏は、
「流星王子、
世紀末の闇に消ゆ」の一文で「ビアズリーの魔術的な白と黒」と題し、
その10年にも満たない活動歴をダイジェストで振り返っていました。

「ヴィクトリア時代は性を何重にも包み隠した時代」とし、
「ビアズリーはそのように包まれた性の滑稽さを笑い、
偽善的、
道徳な包装をはぎとって見せたのであった。
」と明確に論じていました。


最初に『髪の毛並み』の挿絵でそのロココ・スタイルの関心を披露していました。
中世、
ラファエル前派、
ジャポニスムの影響を受けながら、
1896年に出版にされたものです。
出版人のスミザーズは、
ビアズリーにとって必要悪のような存在でしたが、
それによって今日彼の作品を目の当たりにできるわけです。
見事な作品群でした。


ヴィクトリア時代のロンドンも彩色されたカラー(当時ブームが始まった絵葉書から掲載なのでしょうか)で紹介してありますので、
イメージがつかめるでしょう。


26ページからは、
オスカー・ワイルドの『サロメ』の英語版の挿絵(1891年、
最初にフランス語版で発表されたことを知りました。
)が、
全て掲載してあります。
各絵の下段にそれぞれ解説が施してありますので、
描かれた内容や意味合いが理解できるようになっていました。


『アーサー王の死』は、
ビアズリーが敬愛した画家のエドワード・バーン=ジョーンズ風の作風で作成して欲しいという依頼を受けての制作でした。
確かに、
52ページの作品などは、
本当にエドワード・バーン=ジョーンズに似ています。
依頼通りでした。
もっとも後半の箇所は、
独自の作風が色濃く出ていましたが。
オーブリー・ビアズリー

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