格調高い処世訓
 よく政治家の事務所に麗々しく飾ってある書「一点素心」が「菜根譚」から来ているとは
知りませんでした。
というか、
この本を読むまで、
「菜根譚」については全く知識ゼロ。

高校の漢文の授業でも習わなかったように記憶します。
もう随分と昔の話ですが。


 著者の洪自誠は明(みん)末の人。
大河ドラマ「軍師官兵衛」で、
豊臣秀吉が国内統一を
果たして、
「次は明に攻め込むぞ」と息巻いていましたから、
そのころに書いたと思われます。

実際、
洪自誠の先生の一人、
了凡道人は秀吉の朝鮮の役の時、
明から派遣されて
平壌の守備で手柄があったと伝えられています。
だから今からおよそ400年くらい前に
書かれた本です。


 「菜根譚」は処世訓だと聞いて、
最初は処世術の本、
つまりや世の中をうまくたちまわって
出世したり、
お金を儲けていい家に住んだり、
良い伴侶を見つけて幸せな家庭を築いたりする
ためのハウツー本のようなものかと思いましたが、
まったく違いました。
処世訓の
ひとつひとつがなんだかとてもズッシリと重いのです。
例えば、
前巻の33、


  功名富貴の心を放ち得(え)下して、
便(すなわ)ち凡を脱すべし。


 (功名を立て、
富貴を願うのは人情であるが、
その心を忘れてしまえば、

  初めて凡俗の域を脱することができる。
つまり功名富貴に捉われていては、

  それ以上に尊いものが人生にあることを見失ってしまう。


とてもきびしい教えです。


 全部で357条の処世訓があります。
著者は儒教、
仏教、
道教の三つの教えのエキスパート
ですから、
内容はそれぞれがもっともだとうなずけるものばかり、
まさに先人の知恵が
凝縮された珠玉の言葉です。
でも「言うは易く行うは難し」。

とても実践するのは難しいものばかりです。
仮に(数が365に近いから)日めくりカレンダーに
入れて、
毎日一条ずつ読んでいると、
(漢文の勉強にはいいかもしれませんが)
随分と重苦しい憂鬱な一年になると思います。
洪自誠『菜根譚』 2014年11月 (100分 de 名著)

その他の感想

想像してたより、よかった
買ってしまいました。
桜花爛漫すき_:(’ཀ`」 ∠):
ゆったりな旅
誕生日に頂きました
万能ダウンジャケットだが、本格派ではない。
剣心 逆刃刀返すよ
okです!!! いけました。
非常にわかりやすいです
日本なめてた!!!
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シネマティックアドベンチャーとかのほうが売り込み文句あってそうな気がするのは気のせい??
つかってます
さすがアンプ、GAINが上がり奥行きが広がるような感覚です
問題なし。満足。
特に可もなく不可もなく
クラリオン以外ののバックカメラ取り付け時の必須アイテムですね。
業者とは一切連絡が取れない
どこでもアロマ〜♪
¥1000台のモノと迷いましたが
誤配送
久々にレビューします
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