問題はインク対策

　長年使ってきたエプソンからの乗り替えです。

１０年前と比べると本体価格も随分安くなったものだなぁ、
というのが第一印象でした。

近くの大型電気店で陳列モックを見て回りましたが、
給紙方法が前面カセットのものが多く、
作りもチープで使い勝手も悪そうでしたので、
１．背面給紙であること　２．解像度が高いこと　３．有線LANのインターフェイスが付いていること　この３条件から当該機種を購入しました。
コンパクトで場所を選ばず･･･とありますが、
そんなことはありません。
W585×D350×H460（蓋を開けたときの高さ）以上のスペースが必要です。
なかなかスタイリッシュでチープな造作はなく、
この点では満足しています。
印刷も静音で早いです。
プリンタ・アプリもたくさん付いていますが、
私は一切使わないでしょう。
自動電源オン／オフ機能なんて必要ありません。
自分で使うときON/OFFするのが一番の省エネです。

　問題はインク対策です。
この機種は大容量黒インクタンク搭載によりビジネス向けという宣伝文句ですが、
大量消費するビジネス界でこの手の機種導入は絶対あり得ません。
カラーレーザ・プリンタならともかく、
何を言いたいのかキャノンさん。
多くのレビュアーがインクの消費の激しさを指摘しています。
Canonサイドでは「インクタンクに穴を開けないで!インクの詰め替えによる不具合は有償です!」と消費者を小馬鹿にしたような注意書きを大々的に掲示しています。
純正品はパックで5000円以上しますから、
４回インクを取り替えると本体価格を上回ります。
このような本末転倒な事柄をメーカーはどれほど認識されているのか甚だ疑問です。
私は今からELECOMの詰め替えインク５色セット(2090円)の購入を検討しています。
インクの消費を少しでも抑えた機種の開発こそプリンタ業界の使命であると考えるのですが･･･。