随筆集だが、塩野流の辛みもあり、私生活も断片的に語られていて興味深かった。
 文芸春秋の巻頭を飾る随筆集の、
「取り」を務める塩野氏の随筆にはいつも教えられるものがある。
同氏の作品は一冊か二冊しか読んでいないが、
この随筆に載せて語られる主張や意見には、
感銘を受ける記述が多々あり、
毎回読むのが楽しみである。


 さて、
この本であるが、
これは週刊誌やその他の雑誌に載せられた随筆を編成したものである。
だから、
どこかで読んだことのある文章もあったが、
文芸春秋に載せられていたものはなかったようである。
それらの再読を期待していたのだが、
発行が新潮社なので仕方がない。


 それでも、
「読者に」と題した巻頭言は歯切れのよい文章で、
いかにも塩野さんらしい。
小林秀雄が、
自分の著作『本居宣長』は値段が高くても二度読む気にさせるので結果として安いのだ、
と述べたことを上手に引き合いに出して、
「私の作品もそうなのだが、
この本(想いの軌跡)は二度読むほどのものではないのでいつもの著作の半分の値段にすることを条件として出版を許したのだ、
」というようなことを述べている。
ともすると不遜思える記述ではあるが、
塩野さんの率直さがかえって小気味よく、
その巻頭言でもって読もうという気持ちを刺激されてしまうのだった。
更に印象深かったのは、
歴史小説家としての資料の探索にかける時間と、
地図の掲載にたいするこだわり、
そして校正にかける時間の記述である。
塩野流の小説が出来るまでをさらりと述べているのであるが、
私が共感したのは校正に一ヶ月も掛けるという、
その努力(言葉が適切でないかもしれないが)にであった。
校正なくしてよい文章はない、
ということを何かで読んだことがあるが、
才能のある人をしてもそうなのかということがわかり、
何か安心した思いに至ったのだった。


 随筆集だからといって軽い内容ばかりではなく、
文芸春秋の随筆でおなじみの辛い批評や意見もあり、
それらの記述には刺激を受けた、
そして断片的にではあるが、
塩野さんの私生活も控えめに書かれていて、
塩野ファンとしては興味深かった。
想いの軌跡

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