著者の経営会社の状況を踏まえて読む必要有り
「批判は簡単だが、
改善策を提示するのは凄く難しい」

これがこの著書と同社の経営を見て思った感想です。


同社の会社経営の状況を見ていると、
この本の当初に書かれていた批判の改善策が必ずしも実践できてません。
そのため、
同社の経営を知って読むと、
会社経営の難しさというのがよくわかります。
既存保険業界のところを批判している内容は一理あるのですが、
物事には欠点と利点があり、
その批判対象の制度があるのにはそれなりの理由があります。
そのため、
その点を簡単になくせるかというとなくせません。
岩瀬氏の経営しているライフネット生命もその点の壁にぶち当たっているのがわかります。
そこを知らずに読むと、
偏った見方が身につく危険があります。

例えば、


・「特約等をはじめとした商品内容が複雑化して、
販売側すらその内容を正しく判断できない。

→ このため、
岩瀬氏の会社はシンプルな保険を2商品だけ当初は売っていました。
しかし、
シンプルな保険と言うのは同一視点で比較しやすいので、
商品性で差別化できず価格競争に陥ります。
実際、
後発の会社が類似商品が出してきて、
契約が低迷しました。
その打開策として、
同社は、
女性用の保険や追加の医療保険の販売を開始して、
同社の保険ですら複雑になってきました。


・営業費用に対する批判
生保レディの批判を始めて開始した岩瀬氏の会社ですが、
営業しなければ売れないという問題にぶちあたっており、
今では生保プランナーや資料請求した顧客に対してコールセンターからのフォロー制度、
代理店の活用、
女優を使ったCMまで始めました。
生保レディは使ってませんが、
結局は何らかの形で営業費用は使っています。


結局は既存の会社が使っている制度というのは何らかの理由で必要ということで、
それを単純に撤廃することはできないということを強く感じます。
その点の背景を知らずに読むと、
特定の立場から書かれたポジショントーク・理想論を読んで感心するだけで余り益がないと思います。
生命保険のカラクリ (文春新書)

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