「アメリカに住む」という孤独
主人公は筆者そのもの、
美苗である。

父は会社を辞めて、
アメリカ永住を決意するが20年経った今、
ボケが進んで施設に入っている。
母は年下の男と出奔してシンガポールに住んでいる。

美苗は13歳の時にアメリカに来ているから今は30代前半か。
ただ一人の姉、
奈苗は離れて住んでいるが、
孤独を紛らわすために長い電話をかけてくる。
最初はこの長電話の会話で話が進行する。
このあたりまでは、
私はなんてつまらない本だと思っていた。

ところが、
美苗の学校生活を通じてアメリカにおける日本人の地位と言う物が、
次第に明らかになったいく。

白人の目から見れば、
日本人なんて韓国人とも中国人ともとれる只の「東洋人」に過ぎない。
白人と対等につきあっているつもりでも、
黒人、
ヒスパニックなどと同じに東洋人という枠に入れられた異人種にすぎない。

日常生活において、
次々とその事実が明らかになっていく。

姉の奈苗が白人仲間とブラインドデートに誘われて,嬉々としていってみたら、
醜い韓国人男性をあてがわれた悔しさ。
デートから帰ってきてワンワン泣いた奈苗の悔しさは手に取るように分かる。

アメリカの日本人は日本人社会に住んでいるから日本人なのだ。
白人社会に入り込もうとすると、
目に見えない壁によって、
被差別を認識させられる。

しかし、
この孤独感は異国人だけのものではない。
アメリカに住む白人でさえ、
社会の不条理に対する孤独感にさいなまれている。
本書はアメリカと言う社会に住む場合の孤独感をじわじわと見せ付けてくれる。
私小説―from left to right (ちくま文庫)

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ボルトが合わない
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