情報量多し。内容はいつも通り？

【脳のスピードを上げるための3つの要素
　＝クロックサイクル、
グレインサイズ、
並列度】
【速読法】【アンチエイジング】
について色々語っている本。

　この著者の本を複数読んだことのある方にはおなじみの、
他の本でも語られている内容である。


　だが、
脳の働くスピードを上げる、
そのための習慣や考え方、
といった枠組みで改めてまとめて読んでみると、
同じような言葉でも違ってとらえられてくる。

　総じて、
いくつかの著作の抜粋のような内容だが、
それをこのように大体統一されたテーマにまとめ、
しかも読みやすく平易な文章で書いている点は、
良い本だと思えた。


　余談だが、
半分信者的な立場から語らせてもらう。

　この著者の主張にはいくつか素直には首肯できないものが多い。

　それでもおそらく、
多くの著書の根底にある主張は、

「鮮烈に理想を描き、
詳細に知識を学び、
徹底的に論理的に考えろ」
　といったもののように私には思える。

　そういったとらえ方をするとなかなか情熱に満ちた厳しい主張と言えるのかもしれない。