前巻からの続き、

世界創生の道のりが更に詳しく描かれています。


若き日のソロモンの信念と理想、
試行錯誤しながらも世界を変えるために前に進み続ける姿勢。


そんなソロモンの言葉と行動に間近で触れ、
大きく変わってゆくシバ。


そして、
ほのかに宿るソロモンへの恋慕。


ソロモン達を始めとする抵抗軍の普段の暮らし、
営みも読んでて楽しかったですね。


種族間同士での絶えない争いが発端になり、
ソロモンにピンチが訪れた時、
シバが異種族達に切ってみせた啖呵には感動。


これをキッカケに、
ソロモンとシバの距離もぐっと近づき、
お互いにかけがえのない存在になりますが、
懐妊までの流れが早かったですね（苦笑）

彼を尊崇する魔導士や多くの異種族の懇願によって、
王にならざるを得なくなったソロモン。


はからずも頂点に立ったそんな彼を、
陰で支えんと決意する仲間達の絆と固い結束、
そしてソロモンへの信頼。


そして遂に訪れる、
ダビデたち聖教連との最終決戦。


しかし、
その勝負の行方に意表を突かれましたね。


次巻（2015年１月発売予定）からの展開に注目です。


今巻には本当に色々な人間ドラマが多く詰め込まれています。
ほのぼのもしましたし、
ワクワクもしました。


原始竜も登場し、
イル・イラーの異変について語りました。


ソロモンも認める天才魔導士、
ウーゴが提唱したルフの概念も登場します。


個人的には文句なしです。
前巻よりも確実に面白かったです。