【東洋の叡知】が凝縮された、名著です。

これは非常に優れた名著です。
中国古典である『易経』をベースにして、
その思想のエッセンスを分かりやすく解説し、
それを【一日一言】という形式にまとめています。
『易経』に関しては【易占い】のマニュアルとして私も活用していたのですが、
『易経』を一冊の哲学書として読んだことはありませんでした。
でも、
こうやって解説をまとめて読んでみると『易経』の持つ哲学的な深さに感心してしまいました。
『易経』の内容を一言で言えば【時間に関する教え】という所でしょうか?【時は常に変化する】。
【時を読む】。
【時を待つ】。
【時に合わせる】。
【時に従う】。
など、
春夏秋冬や朝昼晩や誕生・成長・成熟・衰退と言った【時の流れ】に従って生きることの大切さが、
非常に正確に描かれています。
まさに【東洋の叡知】の深さに感動してしまいました。
どんな物事にも【時の流れ】が存在する。
その【時の流れ】の大切さは、
まさに現代人が忘れてしまいがちなものです。
これは繰り返して熟読すべき、
非常に優れた名著です。
興味のある方にはオススメします。
良いです。