読みやすい・・・問題から逃げない著者の姿勢に感動する
 夫婦で繰り返して読んだ。
ツレは読むたびに泣いていた。

 集団生活の中で、
周囲に迷惑をかけまくりな男の子。
多くは、
わが子が加害者の立ち位置になってしまう。
逃げ出したくなっても不思議ではない状況だ。

 非難されることがわかっている相手の所に謝りにゆく。
担任に負担をかけていることがわかれば頭を下げる・・・こういう常人ならばとても精神的に耐えられないような事態に、
著者は一つずつ向かい合ってゆく。
苦しみの原因を誰かに責任転嫁して自分は非難する側に回れば気持ちは楽になるかも知れない。
だが、
それを絶対にやらないところが、
この著者のすごいところだ。
夫はすんなり協力体制になってくれるわけではないが、
そこでも配偶者を一方的に非難することはしていない。
配偶者が息子にプラスに働いているところもちゃんと評価しようとする。
もし著者が、
誰かを非難して自分は楽な所にさっと逃げていれば、
この男の子もうまくいかずに終わっていたかも知れない。
母親の人間性が、
子供だけではなく、
家族全体を守っている。

 著者は、
問題が起こるたびに自分の息子との関係に吟味を加える。
「なぜ、
こんなことをするのか」と息子に叱責になるのは、
自然な親心だ。
だが、
必ずその後で、
「もっと理解してやらなければ」と振り子を逆に振る。
この揺れ動く心が感動的だ。

 息子の問題を、
はっきり「障害なのだ」と言い切り、
ADHD独自のアプローチへと切り替えてゆく。
ここでキレイゴトを一切言わないところが「よくぞ言ってくれました」と思った。
子供に障害があるという事実を文学的に美化するような当事者本に違和感をずっと感じてきたところだ。
「障害」と割り切って合理的なアプローチをするという著者のような姿勢は、
一つの模範として位置づけられるべきではないのだろうか。

 最後に著者がやっとPTAなどに参加できるような余裕が出てきたことが書かれているが、
読者はここに、
それまで著者がどれほど深い孤立に置かれていたかに思いをはせるべきではないだろうか。
障害児の親の社会的孤立を描いているという点もこの本の出色の価値だ。
優しく読みやすいように見えて、
伝わってくるものは重大だ。
一人でも多くの人にこの本を手にとってほしいと願う。
漫画家ママの うちの子はADHD (こころライブラリー)

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