わたしたちを守る鎮守の森とは
「3000万本の木を植えた男」と様々なメディアで知られる植物学者 宮脇昭先生が綴った、
非常に含蓄のある一冊。
以前、
書籍『魂の森を行け』(一志治夫著)を読み、
宮脇先生の生き方や自然への考え方に感銘を受け、
その後色々本を読んだが、
特にオススメなのがこの『鎮守の森』。
語り口調であるためか、
文章は非常に読みやすく、
理系ではない自分でもすんなりきちんと理解できる。
植物の専門書というよりも、
日本人が知っておいたほうがいいような「哲学」が詰まっている本だとも思う。

鎮守の森とは、
簡単に言えば神社やお寺などを囲んでいる鬱蒼とした森を意味している。
東京の明治神宮はまさにそんな鎮守の森のお手本で、
一歩敷地に入るとその静けさと厳かさに包まれ、
清清しくなる気がするのも、
森があるからだと思う。
鎮守の森は土地本来の木々により構成され、
日本では主にシイ、
タブ、
カシ類の木であり、
これらの木は地震や台風などの時でさえ、
人の命を守ってくれるという。
阪神淡路大震災を直後に調査した著者は、
本物の木が倒れずに火を防ぐ役割をしていたことを現場で確認し、
土地本来の森の大切さを痛感したという。
それに比べ、
日本中に植えられたスギやヒノキ林などは、
その多くが間違った場所に植林されたものであり、
人工管理が行き届かないこともあって、
台風や地震などですぐに山崩れがおこっている。
確かに、
本物の森の持つ機能とは全く異なっているように感じる。

巻末の総持寺貫主との対談もこれまた興味深く、
ぜひとも多くの人に読んでもらいたいと思った。
日本で「宗教」というと、
すぐにアレルギー反応を起こしがちだが、
この対談は宗教観を前面に押し出すのではなく、
日本人としてどう自然と付き合い、
どう生きていくのかといったことが学べるように思う。

読みやすく、
奥深く、
濃厚な一冊。
この『鎮守の森』と『魂の森を行け』をあわせて読むと更に理解が深まると思った。
中学生ぐらいからなら読めると思うので、
学生にもおすすめ。
鎮守の森 (新潮文庫)

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