オオカミが消えると森が死んでしまうという仮説
【大型肉食獣と生物多様性】
優れたビジネスパースンは、
仕事上の仮説を立て、
それを自らのビジネスを通じて検証していくのだが、
この意味で『捕食者なき世界』(ウィリアム・ソウルゼンバーグ著、
野中香方子訳、
文藝春秋)は参考になる。
また、
生物多様性に関心を持つ者にとっては、
衝撃的な内容が詰まっている本である。


「オオカミなどの頂点捕食者(トップ・プレデター)がいなくなると、
森が荒廃してしまう」という仮説の出現が、
半世紀に亘り生態学上の世界観を巡る論争を巻き起こしてきたが、
この仮説は圧倒的な反対論の前では少数派であり、
異端扱いされてきた。
頂点捕食者とは、
食物連鎖の捕食ピラミッドの頂点に位置するオオカミ、
ピューマ、
ハイイログマ、
ライオン、
ジャガーなどの大型肉食獣のことである。
何らかの要因で、
このピラミッドの頂点から大型の捕食動物が取り除かれると、
生態系は土台から崩れていく。
地球上のそれぞれの場所で、
その生態系が多様性と安定を保つことができるか、
あるいは無秩序で貧弱なものになってしまうかは、
頂点捕食者の有無に懸かっているというのだ。


【「緑の世界」仮説のエヴィデンス】
この論争の発端は、
1960年に発表された生態学の3名の異端者、
ネルソン・へアストン、
フレデリック・スミス、
ローレンス・スロボトキンの「緑の世界」仮説に遡る。
この世界の陸地が緑なのは、
つまり大部分が植物に覆われているのは、
草食動物が全ての植物を食べ尽くすことがないからだ。
そして、
草食動物がこの世界を土だけの世界に変えてしまわないようにしているのは捕食者だ。
すなわち地球の緑は捕食者によって維持されているとする仮説だ。
アリゾナ州北部のカイバブ台地は、
かつて、
どこまでも続く草原や湿原が広がる美しい魅惑的な土地であった。
しかし、
「いてしかるべき敵(頂点捕食者たるピューマとオオカミ)の不在(人間による駆除)が、
シカに深刻な不幸をもたらしたことは明らかだ。
全体としてシカは、
それらの敵によって適正な数を維持し、
食料の過剰摂取を防いでいるのだ」と述べられているように、
この台地では食料となる植物を食べ尽くしたシカの多くが餓死し、
遂に消滅してしまったのだ。
ヘアストンらは、
この「カイバブの悲劇」を「緑の世界」仮説のエヴィデンスだと主張したのである。
捕食者なき世界 (文春文庫)

その他の感想

中井貴一でハズレはない
時代に寄ってサイズが変わりますが同じサイズでお願いいたします。
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そういうことなんだよね!
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サイズぴったり過ぎ!
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とても扱いやすかった
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サターンを購入いたしました!!
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大きすぎるケース
家族で読むと面白い1冊
安いセール中の時に買えました
セボンスター好きには嬉しいムック♪
フットサルゴール
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