従来よりもより人間的な信長像
 本書は永禄八年(1565年)、
義昭の兄である足利十三代将軍義輝の暗殺事件を契機に信長と義昭が最初の接触を持ってから、
天正十年(1582年)信長が本能寺で自害するまでのおよそ18年間、
その中でも義昭が信長と上洛を果たしてから追放されるまでの約5年間を中心として二人の関係を描くことを主題としている。


 信長については、
日本史全体を通しても最も興味を持たれている人物の一人であり、
彼に関する書籍、
文献は数多く出されているので書名だけ見ると今更の感は否めない。
しかし、
「はじめに」で著者も述べているが、
近年信憑性の高い資料に基づいた信長像を描いた著作が増えて、
これまでのカリスマ性や革新性のみが強調された信長のイメージは修正されてきているようである。
本書においても、
信長、
義昭を始め関係者が出した実際の手紙類を中心に多くの一次資料を用いて事件や合戦の様子、
その時々の当事者の意図や感情等を描いているが、
これまで読んだものとは違い、
弱い面も持ち、
また将軍義昭の扱いに関しては世間の評判も意識した現実的な政治家としての面も持つかなり人間的な信長像が構築されている。
義昭についても同様である。
そういう点で、
よく知られた時代、
人物をテーマとしているが新鮮な気持ちで楽しめた。


 また、
戦国時代という混乱期であるにも関わらず、
手紙類を始め多くの資料が残されており、
関係者の動向等をかなり詳細に再現しうること、
その一方で姉川の戦いや三方ヶ原の戦いなどよく知られた戦いについて、
どのように展開したのか、
その詳細について良質な資料はほとんどあるいは全くないことなど本書を読んで再認識できた点も色々あった。


 文中に登場する地名をかなり網羅した地図も何枚か載せられており、
意外に思える場所に信長や義昭などが足跡を残していることを地図で確認出来たりして、
そういう点でも楽しめた。
信長と将軍義昭 - 提携から追放、包囲網へ (中公新書)

その他の感想

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