佐川道場の雰囲気が伝わってくる。

大東流合気柔術の達人といわれた佐川幸義氏の高弟、
小原良雄氏他が対談しています。


佐川道場の雰囲気が伝わる良い写真が多数収録されており、
特に佐川氏74歳頃の写真には驚かされました。
背筋が真っ直ぐでとても洗練された雰囲気です。
小原氏の実技写真には、
一部非常に興味深いものがあり、
また、
対談の中でもさりげなく高度な内容が語られています。

佐川氏が重要視していながら、
明示的に公表していなかった部分が触れられていると思います。


また別の記事で、
根岸流手裏剣術の故・斎藤聰氏が、
復員後、
藤田西湖（甲賀流忍術）から学んだ時期があったという記述があり、
興味深く思いました。
藤田西湖は型破りな生涯をおくった忍者で、
参謀本部から蒋介石暗殺の依頼を受けるも、
大陸での情報収集の結果独断で中止してしまうというエピソードを持つ人物です。
藤田氏の自伝「最後の忍者どろんろん」もおススメします。