教育に感心を持つものであれば、避けて通れない1冊。
教育社会学者、
苅谷剛彦先生による2008年に刊行された単行本の文庫版です。
教育に感心を持つものであれば、
避けて通れない、
必ず読んでおくべきものだと思います。
文庫版となってお買い得でもあるので、
もし迷っているようであれば、
強くオススメします。


先生は本書の中で「蓄積された知識」ではなく「学ぶことに対する意欲」こそが今後の社会を生き抜いていく上で最も重要な要素であり、
これを「学習資本」と名付けています。


恐ろしいのは、
この「学習資本」は家庭の文化的な階層によって明らかな格差があり、
それが年々広がっているということです。
塾に通っているか否かの影響も、
残念ですが大きくなってきており、
この部分は、
学校教育では補いきれていないというのも悩ましいです。


「受験戦争は良くない」という意見も、
そろそろ過去の文脈では通用しなくなってきているようです。
基本的な事実として、
現在、
大学に入学する子供たちの4割以上は、
昔ながらの入試は受験しておらず、
自己推薦によって大学に入学しています。
もちろん今でも、
上位校を巡る激しい受験戦争は存在していますが、
その世界にある子供はもはや多数とは言えず、
その階層自体が固定化しつつあるというのが現実です。


きちんとした学力が身に付かないまま(「学習資本」が身に付かないまま)「自分らしさを発揮できる生きかた」だけがクローズアップされるのは、
かなり危険なことです。
欲求だけが高まり、
それを実現する手段がない状態を「アノミー」と言いますが、
これを止めるのは「学習資本」にほかなりません。


しかし「学習資本」を与えられぬまま、
主体的に進路を選ぶことがよしとされる現代社会は、
そうした「自己実現アノミー」にとらわれてしまう若者を増やすばかりなのです。
たかが受験勉強でも、
そこから「得たいものを手に入れることの困難さ」や「学習を通して自らの成長を実感することの喜び」を知るということには、
意味があったというべきなのでしょうか。
本当に難しい問題です。
学力と階層 (朝日文庫)

その他の感想

柄が豪華。
良作
探検家 イン トーキョー!?
マイクラ好きですが
機能的な製品で気に入りました。
Breakneck SciFi
まずまずですね
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やや小さかった
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(✿’ ꒳ ` )ノ♡
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2巻を読んだ後に1巻を読み返すと作者のトリックの数々が明らかに
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