わかりやすい文を書く教科書です。

読み手にとってわかりやすい文を書く教科書です。

練習用のノートを用意して、
是非どうぞ。


以下、
長文ですがご容赦を。

　・主・述を対応させる
　・修飾は「長いほど先に」「節を先に」
　・音読して句読点の配置を決める
　・助詞「は」は強調時だけ。
「が」が使えるなら「が」に
などなど、
改めて書き出してみると当たり前のことのように
思えることかもしれません。
しかし、
これらを徹底するだけ
でも十分な効果があります。
もちろん、
本には更なる技術が
紹介されています。


なお、
本書では長文を必ずしも悪としていないことにも特徴
があります。
ただ、
その理由は「問題は書き手が日本語に通
じているかどうかであって、
長い文はその実力差が現れやす
いために、
自身のない人は短いほうが無難」とのこと。

文における読み手へのわかりやすさは、
事実・論理の正確さ
と、
感情を押し付けないことが元になります。
長い文は、

これらのいずれかを害してしまいがちです。
このため、
私は
まだまだ長い文を用いることができません。


また、
後半には、
新聞記者としての著者が取材への心構えを
紹介しています。
すなわち、
読み手に強く訴えるには具体的
に書くこと、
そのためには10倍の背景取材が必要である、
と。

書くことは本書の技術そのものを訓練で培えばよいが、
取材
はそのときの努力が必要です。
取材に努力を向けられるよう、

書く訓練は地道に行っていきたいですね。