使い方に気をつければ最良の判例集

労働法の判例集としては、
百選よりも使える判例集だと思います。

その理由は以下の通りです。


１　ひとつひとつの判例が１ページにまとめられているので、
復習に
　時間がかからず、
直前期まで使用できる。

２　覚えるべき規範など、
重要な部分は二色刷りで青く示されている。

３　重要なテーマについては、
周辺の判例まで網羅されている。


逆に気をつけるべき点は以下の点だと思います。

１　ぱっと見、
判例の本数が多いので、
メリハリ付けが必要。

　百選掲載判例か、
最判か、
体系の中での位置づけなどで判別は可能です。

　ひとつひとつ同じ時間をかけるのではなく、
教科書など他の本でも
　厚く取り上げられている判例を、
重点的に学んだ方が効率はよいと思います。


メリハリをつければ、
これほど使える判例集もめずらしいくらいだと思います。

個人的には、
水町先生とこの本を合わせるのが、
受験勉強としては最良では
ないかと思います。
メリハリさえ自分でつけられれば、
星は５で評価できる本です。