前作に劣らず粒ぞろい

前作The Band Perry がNathan Chapman (Taylor Swiftなどのプロデューサー）とPaul Mauley（Lady Anthebellumなどをプロデュース）の半々くらいのプロデュースだったのが，Dann Huffのプロデュースにかわりました。
そのせいか，前作と比べると各アコースティック楽器の演奏が目立たなくなってややロック調にシフトしたように思います。
前作のブックレットには歌詞だけでなく，各曲目の演奏者（アコースティックギターの名手のBryan SuttonやフィドルのStuart Duncanとか)ものっていましたが，今作のブックレットにはそういうものも消えました（歌詞は全曲出ています）。
ブルーグラス系が好きで各楽器の音と演奏も楽しみたい私としてはこの点が残念です。
マンドリンは弟のNeil Perry（今作のアルバムジャケットでは左側）, べースは兄（Kimberlyからみると弟）のReid Perryがやっているようですが，目立ちません。
そもそも今回のブックレットには3人が楽器をもっている写真が一枚もありません。
Bandなのだから，もう少しこのあたりも前面に出してほしいところです。
とはいえ，楽曲（多くはKimberly姉兄弟による）はどれもよく，変化もあり，前作にひけととらない出来だと思います。

曲目は
1. Better dig two
2. Done.
3. Don’t let me be lonely
4. Pioneer
5. Forever mine never mind
6. Night gone wasted
7. I saw a light
8. Mother like mine
9. Chainsaw
10. I’m a keeper
11. Back to me without you
12. End of time