既存製品との比較を。

現状ZX1に直接装着するタイプのケースはCruzerlite TPUケース for ウォークマン ZX1(Smoke) ZX1-TPU-Smoke（とその色違い）くらいしか無いので、
まずハードケースが登場したというのは個人的な好みを考えるとありがたい話である。
価格はそちらと比べるとだいぶ高く見えるが、
ガラスフィルムが同梱されているのでコストパフォーマンスはむしろ良いほうかと思う。

ZX1の背面のラバー仕上げを意識しているのか背面がザラザラした仕上げになっていて滑りにくいのと、
スピーカー部分がマークの形状に合わせてくりぬかれていて、
TPUケースの方に比べて全体的なデザインを損ねないのが好印象。
また、
サイドボタン部分は覆われておらず、
ボタン部分をピンポイントでくりぬくのではなく周囲を四角く空けているので操作性への影響も少ないのも良い。
TPUケースの方はボタン部分を完全に覆っており、
ケースごと押しこむような構造になっていたが、
特にディスプレイのON/OFFボタンが押した感触がわかりにくくなってしまっていたのが難点だった。

気になる点としては、
ZX1用のものも含めポータブルプレーヤーやスマートフォン用のガラスフィルムの多くに付属している除菌用アルコールペーパーやホコリ取り用のシールが無いことと、
フィルムに元々貼り付けてある剥離フィルムがディスプレイに接する側にしかついていないためそのままでは位置調整が多少難しいというのがある。
だがこの点に関してはOAクリーナーやウェットティッシュをあらかじめ用意しておいたり、
セロテープを使うなどすればある程度代用が利くので致命的な欠点というわけでもないかと思う。
しかしフィルムを綺麗に貼れるようにこの辺りのアイテムは付属しておいて欲しいと感じた。
もっともこの辺りは「手持ちのもので代用できる付属品は減らしてその分安い方がいい」という意見もあるだろうし一概にどっちがいいとも言えないか。