「原発推進政策」を軸にみると「敗戦国日本」の政治経済史が手に取るように見えてくる
「原発推進政策」を軸にすると、
「敗戦国日本」の戦後政治経済史が手に取るように見えてくる、
そんな感想をもつ中身の濃い、
読み応えのある一冊である。


すでに多くのノンフィクション作家が原発推進をめぐるこの戦後政治経済史について書いているが、
本書のいたる所でその分析力の鋭さと洞察力の深さに、
なんどもうならされる思いをするのは、
著者がすでに『田中角栄竏瀦浮カられた資源戦略石油、
ウラン、
そしてアメリカとの闘い竏秩x(草思社、
2009)において、
エネルギー問題を軸にすえた戦後史への鋭い斬り込みを示していることにもある。


広義の安全保障には、
軍事力だけでなく、
国民生活の根本にかかわるエネルギー問題と食糧問題が大きな意味をもつ。


「石油の一滴は血の一滴」という名台詞を吐いたのは第一次大戦当時のフランス首相クレマンソーだが、
日本が第二次大戦で敗れ去ったのもまた、
エネルギー源である石油が絶対的に不足していたからだ。
「敗戦国日本」が「唯一の被爆国」でありながら、
政治家たちが原子力に着目したのはエネルギー問題の観点だけでなく、
真の国家独立を獲得するために核武装へのつよい憧れが原発推進の「隠れた動機」であったことも、
本書ではつぶさに検証される。


権力ときわめて相性のいいのが原子力だ。
こと原子力をめぐっては党派を超えて戦時中の大政翼賛会的体質が見え隠れするのはそのためなのだ。
政治家、
官僚、
電力会社という鉄のトライアングルをめぐる関係も、
じつは一筋縄ではいかない複雑さがあることを感じ取り、
日本が高度経済成長とひきかえに、
いかに国土だけでなく人心をも荒廃させてきたかを知るためにも、
ぜひ読んでおきたい本である。
原発と権力: 戦後から辿る支配者の系譜 (ちくま新書)

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