自分自身への約束としてお金の話
(『〜〜お金の話』と題する三冊の本の読み比べ。
他に佐伯良隆氏の『知っておきたい ホントに大事なお金の話』と故・金子哲雄氏『学校では教えてくれないお金の話』河出文庫。
それぞれにレビューする)

 「お金」とは、
自分自身への約束の意味を持ったもの。
――筆者は人気マンガ『カイジ』に寄せて、
自らの「お金哲学」を述べている。
他のレビューにあるように、
カイジそのものの読み解きが中心ではない。
そういう期待から読むと、
不満が残るだろう。

 本書の中心は、
『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』で述べられている〈労働観〉の語り直し。
「自分の買いたいものを労働時間に置き換えて考える」というススメを、
大変な重労働を一本のビールと交換してしまうカイジの姿に結びつけることで、
読者は他の著書より明確に、
著者のメッセージを受け止めるはずだ。

 では、
それはいかなるメッセージか? 〈私たちには「自分自身」を守る責任がある〉という内容が、
保証人を頼まれたときには「ご家族はなんと言っているの?」と聞くべきだ(お金を通して家族すら見失っている場合も多いという指摘だろう)とする言葉と同じ書物にある以上、
「お金とは、
自分の自分への評価をすら裏切るものだ」というメッセージである。
だからこそ、
「借金とは、
将来の自分の収入からの前借り」という言葉すらある。

 筆者が「若いときから貯め続けるべきは、
お金ではなく、
働き続けられる能力」というのは、
そのような視点(お金を通せば、
自分すら他者である)から読まれるべき言葉である。
給料が変わらないのに「プア化」する人物は、
そこへカイジ的な〈うっかり〉が入ったのかもしれない。
そのような気づきを持った労働者へと読者を啓蒙する目的が、
本書の一番底にはあるらしい。

 以上のように、
カイジの読み直しというよりは、
筆者の問題意識の再論であり、
具体的なものに触れての語り直しである。
高校生から大学生、
社会人数年目といった、
自らの労働の価値が(まだ)安定して感じられない人にオススメではある。


 経済学の入門書や『僕たちはいつまで〜〜』を読んだ筆者。
カイジ「命より重い! 」お金の話

その他の感想

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