元ブラバンのオッサンにとっては涙ちょちょ切れモノのアイテム

前回のセット販売時に買いそびれ、
今年バラ売りで再発売されたので購入。

CDの解説にもあるとおり、
吹奏楽経験者同士であれば自分がやった課題曲の話をすれば初対面でも自動的に年齢が分かる（つまり、
相手に敬語で話すべきか、
タメ口でいいのかを判断することが出来る）し、
課題曲をネタに一晩も二晩も語り明かせる。
そんな元ブラバンのオッサンにとっては涙ちょちょ切れモノのアイテム。

実際に演奏した曲であれば、
ひと夏その曲をミッチリ練習しコンクールに臨むわけだから、
もうそれは青春の1ページどころか、
15ページくらいは占める思い出なのである。
そして、
やりたくてもやれなかった曲にだって思い入れはある。
（ちなみに、
おれの場合、
中3の時はBの兼田敏の「嗚呼！」やCがやりたかったけど、
Dの「コンサートマーチ『テイクオフ』」。
高1の時は保科洋の「風紋」やBの「渚スコープ」がやりたかったけど、
Eの「マーチ『ハロー！サンシャイン』」。
高2では三善晃の「深層の祭」がやりたかったけど、
Bの「交響的舞曲」だった。
）
そんな“あの時”を思い出すもよし。
自分達の先輩や後輩がやった課題曲たち、
題名は知っていても「どんな曲なんだろう？」とあれこれ想像していた音楽を実際に聴いてみるもよし。

コンクール課題曲とは、
他の部活にはちょっと例の無い特別な「合言葉」なのであった。