考えにくさの原因は何か
表題の通り、
いわゆる「ポピュリズム」と呼ばれる政治のあり方を、
政治哲学/思想および政治学の観点から論じようと試みた著作である。

意識調査や統計を用いた実証的な議論は本書の目指すところではなく、
あくまで観念的な分野に主眼がおかれている。


「ポピュリズム」を批判的にではなく、
両義的に、
あるいは民主主義に内在する本質的要素として把握しようとする意図は理解できる。

しかしながら、
論旨展開や結論が明快であるとはいえないだろう。


その原因はおそらく以下の部分にあるように思われる。


第一に、
「ポピュリズム」の定義が章節に応じて使い分けられており、
ある部分では単に「デモクラシー」として、
ある場合では「大衆迎合主義」として、
あるいは「カリスマ的な政治」として、
異なった文脈の中で扱われてしまっている。
そして、
これらの用法がしばしば混同され、
明確に切り分けられていない点にひとつの問題がある。


第二に、
そうした用法の混乱は、
基本的に本書が、
近年の著名な思想家・政治学者らの議論をレジュメのようにまとめ、
それらを接続しているパッチワーク形式の著作であることに由来する。
社会民主主義の議論から、
保守主義者の議論までが並列的に論じられているが、
著者の拠って立つ思想的立場も不明なことと相俟って、
論旨把握をより困難にしている。

(また個別思想家の要約も若干怪しく、
著者が注目したい点のみを切り貼りしている印象がある。
例えば、
ジョック・ヤングは明らかに社会民主主義者の立場から、
新しいアンダークラスの創出を重視する学者だが、
本書ではそうした彼の立場は考慮されず、
単に社会内の成員をアンダークラスとは関係なく二分割したことを指摘した学者だとする要約が掲載されており、
これは不適切であるように思われる。
他にもその分野の専門家が読めば首をかしげるような要約が目立つ)

結局のところ、
「デモクラシーを考える」という表題のほうが適切であったように思われる。
ポピュリズムを考える―民主主義への再入門 (NHKブックス No.1176)

その他の感想

300ピース完成
大きな折り紙
とても気に入って何回も聞きました。元気が出ます。なぜか勉強する気になります。
アロマ用+あれこれの汚れ取りに+ジェルネイルの仕上げ
思い切って買ってよかった
ケースが欲しかった
早期の改訂が必要な改訂版
弱ったときに開きたくなる一冊
学校に行かせないで育てるためにはここまでやらないといけない
良く出来ています。
異業種でも役に立つ本!
広めのラフに置けるシンプルトレー!
書くってすごい
頭に汗かきやすい人によい。
Nver.と同じ内容です。
世界観 二重丸◎
きつい制約がある
やっぱり熱い!!
19世紀イギリスを舞台とした恋愛小説
インデックスページが貧弱では?
ココ☆ナツ
究極のエコ調理器具!サイズ選びがポイントです。
仕事が身軽になった
touch、proと完全互換だと思います
安いと思います^^
素晴らしい☆
アニメと概ね同じ内容
かわいい&母子手帳ケースとお揃いにできる
しっかりとした作りのコスプレ用だと思います♪
戻る