非常に良質な「スケールの科学」のエッセイ
本書は、
一言でいえば「スケールの科学」のエッセイである。

我々の身近なサイズの物理現象の解明から始まった科学が、
非常に小さな素粒子の世界へ、
また非常に大きな宇宙の世界へとスケールを広げていった過程を、
数式を使わずに解説している。


分厚い本だが、
内容は理解しやすい。

素粒子やダークマターといった専門的な物理要素の解説はていねいで分かりやすく、
最先端の物理学を身近で親しみやすいものとして感じ取ることができる。

翻訳も非常にこなれており、
翻訳本にありがちな文体の不自然さも無かった。


本書は6章構成となっている。

第1部では、
本書のキーワードとなる「スケール」の考え方を紹介している。
非常に小さな世界や非常に大きな世界といった極端なスケールでは我々の常識が当てはまらないことを示し、
古典的なニュートン力学、
量子力学、
相対性理論がどういうスケールの範囲で有効であるかを説明している。

第2部から第4部は、
小さなスケールの探求方法と探求結果の解説である。
身近なスケールから始まり、
原子のスケール、
そして素粒子のスケールへと下っていく。
特に、
2013年にヒッグス粒子の存在を確認した大型ハドロン衝突型加速器(LHC)の詳細と、
それを用いた素粒子の確認方法の説明は、
類書にないほど詳しい。

第5部は、
大きなスケール、
特に宇宙のダークマターとダークエネルギーについて、
素粒子物理学を用いるとどのような予測ができるかをまとめている。

第6部では、
本書の締めくくりとして、
今後の科学を進歩させていくのは、
大きなビジョンと小さなディテールを持ち合わせた、
先入観にとらわれない独創的な探求であると説いている。


本書は、
最先端の科学の優れた入門書である。

特に、
素粒子物理学の概観を理解するには、
この上ない良書であると思う。
宇宙の扉をノックする

その他の感想

大人がよんでもおもしろいです。
良質なセルフカバー
色気があって
問題なく到着、問題なく使用できました。
文系、そして教育者の方に是非
映画は趣味でプロジェクターは大事!
元伊藤忠の敏腕社長が語るリーダーとはかくあるべし。ただ心がけ的な話が多く、伊藤忠の時の具体的な話があったほうがよかった。
引越し用
シャコタン!
ソロ用ではピカイチ
ペルソナ&世界樹の迷宮、ただしゲーム性は世界樹寄り
一番よい感じ♪
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不便なところも楽しめる機種
四人の 演技と設定に難、女優さんは上手いが…
千葉 主婦
ノイズばっか
まだ実践投入していませんが、軽くレビュー。
婚礼の和装前撮りに、母は留袖に
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ビジネス英語として良書です。
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