糖度高めのラストが印象的。ほほえましい大団円完結。

付き合ってはみたものの、
自分らしく恋できるのか。

佐治のまっすぐでゆるぎない恋人まっしぐら！な態度と心を素直にすべて受け止められるのか。

すっかり大人な二人のお付き合い、
形は整ったけど中身（気持ち）をどうするか。


いい落とし所に落ち着いたな~と納得、
ほほえましい大団円完結でした。


佐治と付き合い始めた柊至だけど、
佐治のベッドでの甘やかし方がちょっと気になる。

てか、
慣れてない(笑)
これに慣れていいのか。
いや、
慣れることができない。

ちょっといろいろお悩み中の時に、
佐治が実は独立開業する考えがあるらしいことを発見。

どうして自分に相談してくれないのか。

それにいろいろお祖父ちゃん先生との確執めいたものもあるらしいけどどうしてそれも話してくれないのか。

寂しいじゃん、
そういうの。


……と考えている一方で、
佐治も柊至の元妻の存在をちらりと考えたり。


大人だから面と向かって素直に言えないけど、
やっぱり考えてしまう。

そんな気持ちのすり合わせが繊細でよかったです。


佐治の好きな気持ちのほうが大きく見えて、
実は柊至はかなり佐治を好き。

過去を気にせず未来ばかりを描く佐治はかなり器が大きい男で、
ますます素敵でした。

素敵だけど、
いつもと違うエッチにちょっとがっついてしまう姿は可愛い！
カッコイイ男と可愛い男。
両面を持ち合わせた和風攻めっぷりがよかったです。


今回は柊至の元妻もその彼氏（いずれ旦那）も登場。

授業参観あり（柊至のヤクザ？な格好に注目(笑)）、
海ありと、
結構イベント盛り沢山。


千涼はいずれ元妻側に行くのではないか……というニュアンスで終わっていています。

そのあたりにも、
佐治と柊至の今後ビジョンが想像できました。

結構スイートな感じで終わっているところもよかったです。

ラブラブﾞ雰囲気とは縁がなさそうな二人だっただけに、
ラストの糖度高めな甘さが新鮮でした。


描きおろしもちょろっとだけどついてます。