「Organizing deckchairs on the Titanic」
三洋電機解体をめぐる暗闘と裏面史を描いた前半(〜123頁)とちりぢりとなった従業員たちの逞しく生きる姿を活写する後半(125頁〜)と。
どの挿話も非常に興味深く(あるいは面白く)、
大変読ませる一書でした。
働くことの意味についても、
改めて大いに考えさせられました。
(なお、
本評の見出しは、
本書2頁及び122頁からの引用です。


「三洋電機のケースはその前触れに過ぎない。
これから我々は「まさかあの会社が」と思うような企業が消えていく様を目の当たりにすることになるだろう」(3頁)。

「資本家不在の日本では、
創業家が去った後、
誰が企業の所有者なのかよくわからなくなる。
大企業の株主は機関投資家と個人投資家だが、
経営に対する影響力が低すぎて、
社長をすげ替えるような発言権はない。
プロスポーツで言えば、
そのチーム生え抜きのOBがたらい回しで監督をし、
チームの成績が悪くても、
彼らの首を切るオーナーがいない状況だ。
かくして、
生え抜きのサラリーマン社長たちが、
結果責任を負うこともなく、
まるで企業の所有者のように振る舞う。
よほどの不祥事でも起こさない限り、
彼らが解任されることはない。
監視役のいないサラリーマン社長は、
自分の任期をつつがなく過ごすことにかまけ、
未来への投資を怠り、
問題を先送りする」(35〜6頁)。

「リチウムイオン電池で電気自動車を走らせるというのは、
まあ4000人のわがままな女優に集団行動をさせるようなもんですわ」(77頁)。

「私、
本気であの会社に惚れちゃったのよ。
三洋電機は地球防衛軍になれると思ったの」(94頁、
元会長兼CEO 野中ともよの言葉)
「「もう危ない」と頭ではわかっていても、
体は「まだ大丈夫」と動かない」(137頁)。

「三洋電機でも、
昔は若手がいろいろやれたんですよ。
当然、
失敗はしますけど、
それで覚える部分もあるわけです。
今は周りが失敗をさせないように、
上司が前もってあれこれと口を挟む。
それでは人が育ちません」(305〜6頁)
会社が消えた日 三洋電機10万人のそれから

その他の感想

クロスバイクの交換チューブとして購入
水切れの良さが抜群
化学論文を読むために、、、
そのジャンルで1冊目のコレクター本としては十分に評価出来る完成度
サンデルには挫折したがこれならわかる
とても良いステレオミニジャック!
炭酸しっかり
中途半端な印象を受けた
空母零戦隊
購入当初は小さく感じるものの、馴染んで来ます。
甘さ控えめです
水量がすごい
知らなかった東国の戦国時代の横顔
定価2倍でも買います
ひんやり
“ビタミンC”
お手軽全身脱毛
microSDHCカード
イケアのドライバー
日常使いで
まず涼しい、プロテクタホルダ的だがライナーに工夫も
コスパでみると許せる
激動の時代。
良コスパ
爪に挟んで使う場合、対象物の厚みに注意してください。
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吸気音がカッコイイ
ちっさーい
予想通りのクオリティ。
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