版型小さい、内容が美術設定に偏っている。

　先日まで関東では「SAO」の再放送をしていて、
「7月から「SAO2」始まるし、
もう一回序盤だけ見てみるか」
と軽い気持ちで見始めたら今期の新作アニメを差し置いて全話視聴していまいました。

「SAO」は矛盾点とか色々言われていますが、
個人的には近年のアニメの中では大好きな作品の一つです。

　ちょうどガイドブック的な物が出版されたので、
いい機会だと思い購入してみました。


　まず本のサイズがB5 判で週刊誌等と同じ大きさで、
こじんまりとして小さいです。

タイトルが「アニメSAOノ全テ」となっていますが、
確かにストーリーガイドやインタビューもあるのですが本
の大半をイメージボードや設定画等の美術設定に関する資料が占めています。
数カットしか登場しない小道
具や美麗なエンドカード、
更にはabec氏の大量の設定画が収められ、
美術設定資料集としては大変、
充実
しています。
ですが、
如何せん収録された図版がどれも非常に小さいです。
ただ図版は安物のムック本によく
あるようなジャギーなど無くて綺麗ではあります。

　スタッフのコメントやインタビューも偏っている気がしました。
監督と作画監督ばかりで音楽の梶浦由記さん
なんか全く触れられていません。
OP・ED曲を歌った歌手の方のコメントはどれも短いですが載っています。

　主要なキャストのコメントは一応あるのですが、
劇中重要な役を務めた子安武人さんと山寺宏一さんのコメ
ントが無く、
インタビューがあるのも主演の松岡さん一人だけです。

　本体価格1600円に見合った本だと思いますが、
もう千円高くしてもA4判でもっと読み応えのあるガイドブッ
クを作って欲しかったです。
「SAO2」は楽しみですがガイドブックは同じ仕様なら多分買わないと思います。