新世界無秩序という未来
私はここ数年に亘って、
ブレトンウッズ体制崩壊から冷戦末期に勃興した「新自由主義」
そして、
自由貿易・規制緩和等によって齎された、
制御棒無き原子炉の様な資本主義社会を
僭越ながら批判的に論評させて頂いてきた。

昨年末、
京都にて開催されたシンポジウムを一冊の新書として纏められたのが本書である。


著者はTPP反対でお馴染みの元経産省官僚であった評論家・中野剛志氏
中野氏の京大大学院出向時の上司であり現内閣官房参与である藤井聡教授
著書こそ少ないが、
未だタブーと言われる保護主義を堂々と論じてきた柴山桂太氏
不正と捏造が渦巻く悪名高き韓国学会の中で、
真摯に経済構造を研究してきたハジュン・チャン教授
そして、
「帝国以後」で冷戦崩壊後と9・11以後の世界の本質を見抜いた人類学者であるエマニュエル・トッド氏
正直な話、
反グローバリズムの分野に於いて、
これ程まで豪華な面々は
文芸誌「表現者」でもお目にかかれないのではないだろうか(笑)

本書は、
ただ単にグローバリズムが共同体を抹殺していくだけでなく、

砂粒の様に成り行く認識の危機的状況を看破している。

ちょうど2年前に、
文春新書で藤井教授と中野氏の共著である「日本破滅論」が刊行された。

既読の方はより一層の見識を深めることができると思っております。


それにしても、
エマニュエル・トッドがこれだけの広く深い卓見の持ち主だとは…
反体制を標榜する一方で、
アメリカのパワーを盲信している事が
透けて見える様なノーム・チョムスキーには首肯できずとも、

フランシス・フクヤマ「歴史の終わり」やサミュエル・P・ハンティントン「文明の衝突」に感じた
私の疑念を改めて晴らしてくれる様で、
脱帽である。
グローバリズムが世界を滅ぼす (文春新書)

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