読んで自分で整理してみてはじめて入ってくる。

逐語録なので、
最初はわかりやすいとは言えないですが、
内容は分野を越えてとても役に立つものだと感じるので４つ星です。

ですので自分の中で咀嚼することをお勧めいたします。

生物・心理・社会モデル(bio-psyco-social model)というICFの参考にもなったモデルを取り上げているので視野が広がります。

私は現在、
障害福祉サービス分野に勤めており、
前職は介護保険サービス分野に勤めておりましたが、
対人援助職にはコミュニケーション能力・心理的な知識・広い視野と対応力は必須だなと痛感します。
また、
医療系の専門学校時代から対象者への適切なサービスを提供するための良いアセスメントやレポートとはなんぞやという疑問を持っておりましたが、
本書はこれらの疑問解決に応えてくださるものだと思います。
できるだけ簡単だがしっかりとまとめようとする姿勢には共感いたします。
さすが、
精神保健的な視点をお持ちの著者ならではです。

余談ですが、
著者について検索するとサクソフォンを演奏している写真がたくさん出てきます。
非常に興味深いお方です！