「スタンフォード教室」著者の原書

私は日本でベストセラーになった本書の邦訳を読んでいません。
先日著者がBSフジの番組にライブ出演した時、
副音声チャネルで同時通訳なしの英語で話を聴いたのですが、
「私は本来科学者ですので、
あくまでも科学的に説明させていただきます。
」ときっぱりと断言していたのがとても印象的でした。
本書は「生活習慣を変えたり、
ストレスをやわらげたり、
不安に打ち克つために、
『意志の力』を強くするには、
どのようなトレーニングを実行すればよいのか」ということについて、
段階を追って詳細に解説を加えたものです。
その方法論には、
認知心理学・大脳生理学・行動経済学などの学問の成果が応用されています。
著者の説明はきわめて明解かつ論理的であり、
使われている英語は日本人にも非常に理解しやすいものになっています。
おそらく高校生ぐらいの皆さんか、
場合によっては中学生の方でも十分読みこなせるのではないでしょうか。
もちろん所々で出てくる生物学などの専門用語は辞書を引く必要がありますが、
本書の英文そのものはたいへん平易なものです。
皆さんにも英語の原書での一読を是非お勧めします。