アップデートか、自生的秩序の中での一つのトライアル&エラーか?
 本書において「ハイエクの経済思想」については、
前半で主に自生的秩序と進化論という双子の概念について述べられている。
続いて、
『隷属への道』がアメリカで受容されていった過程や、
いわゆる新自由主義とハイエクの自由主義の違いについて等の記述が続く。
ハイエクが語らなかった国家論をキーに、
新自由主義との違いを述べる点は興味深い。


 そして、
第八章ではオープンガバメント、
終章では「自由な社会の未来像」について述べられている。


 著者は言う。
「ハイエクの限界は、
かれの思想から社会を運営していくという実践知をうまく引き出せないことにあった。
なるほどかれの言葉を厳格に受け止めるなら、
実社会に何らかのシステムを導入しようとすれば、
すぐさまそれは設計主義的であるとみなされ、
いつまでたっても実践に移ることができない。


 ハイエクはあえてこの限界にとどまったのだと思うが、
著者はあえてその限界を超え実践に移る。
その先にあるのがオープンガバメントだ。


 感覚的に言えば、
政府のみが抱えていた統計データ等の情報が公開され、
多くの人々に利用されることにより、
より良い結果がもたらされる可能性はあるだろう。
著者が言うところの「知識の豊かさ」につながる可能性もあるだろう。


 しかしながら、
具体例の記述があまりなく、
また私自身が具体例を想起することも難しかった。
オープンガバメントの成否については今後、
具体例に基づき、
公開するコストともたらされる結果のコスト比較等が十分必要となってくるだろう。


 果たして、
オープンガバメントは設計主義のたまものなのか。
著者はオープンガバメントをハイエクの考える政府のアップデートとしてとらえる。
一方で、
私は本書を読んで、
オープンガバメントという試み自体が、
自生的秩序の中での一つのトライアルアンドエラーなのではないかと感じた。


 ハイエク思想にとどまることなく、
それをアップデートしようとする著者の今後の議論に期待したい。
ハイエクの経済思想: 自由な社会の未来像

その他の感想

作るのが大変過ぎました
良い意味での、LAメタルの極み
ウォームトップ
知りたかった事が知れる内容でした
ふっくら香ばしい
デザインと機能は抜群。
『ゆらゆら』以外満足です
コーヒーの昔話からナチスの話までの展開にびっくり
自ら問題点を発見し対処する力を
おおきさ・機能は満足しています。
性能は満足です
塗装が難しくて面倒なもの、と勘違いしている人に是非読んでほしい一冊
商品自体の桜ミクさんは凄く可愛いという意味で星5
アメリカの人気コメディアンが書いたネット時代の恋愛の社会学
楽しい内容でした。
文句無し!!!
これが、ほしかった。
腰が沈み込まない
メーカーから取り寄せるより速い
効果大です
伝わってない。
本体を外しても邪魔にならない極小シンプル
非常に使い勝手が良いです!ナイスアイデア!!
穿き
マイクと言ったら【RODE】でしょう☆
効果があるみたいです
88番目のスーパーユーロビート
添田
はげない
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