資源ベース理論で企業をみる、ということ

これまでの経営戦略の流れ、
ポートフォリオプランニングや株主価値の最大をめざす「価値ベースの戦略」、
これまでの「資源ベース理論」の紹介、
その欠点や批評などから始まり、
企業を分析するためのフレームワークの提案、
そのフレームワークの各要素（ビジョン・・・・）の説明、
そして、
各要素が統合されて機能するための理論・方法の説明です。

「資源ベース理論が、
何を目的とするのか」「資源ベースで企業を分析すると、
こうなるのか」が、
よくわかります。

各章が、
理論編と実践編にわかれています。
理論編は、
先行の研究や調査結果、
理論の説明、
実践編は、
具体的に、
現実の企業の例・・という感じです。
理論編で「ピンとこなかった」内容も、
実践編を読めば、
「わかる」部分も多いです。

事例は、
少なめ。
文章の流れで、
例示されている程度です。

経済学的な知識は、
あんまりなくてもOKだと思いますが、
経営学については、
ある程度知っておいた方が、
Betterかと思います。
本の中でも説明されてますけど（教科書ですし）。

個人的には、
読むのに結構、
苦労しました。
同じ所を読み返すこと多々でした。