さすがにリアルなアメリカ側の描写、ズサンな翻訳

大筋自体は阿川弘之氏の著書等を読んでおられる方ならお馴染みの内容ですが、
さすがにアメリカ側のディテール描写は詳しくリアルです。
暗号解読をめぐる関係者の動き、
戦闘状況など。
ハワイ側のニミッツやロシュフォーだけでなく、
ワシントン側含め。


日本側はさほど目新しい話題がないものの、
英語の著作でここまで語られていることに意味があると思いました。


翻訳は多少大げさに云えば素人。
日本語がヒドい。
「・・・を・・・を」なんて箇所もあるし、
何度読んでも意味が頭に入らず読みとばした部分も結構あります。


内容は4.5くらいですが、
翻訳は２以下。
たぶん訳者の英語読解力の問題でなく、
日本語センスの問題に思えました。
或るいは素訳１回目（？）。
これほどヒドイのは初めてかも。