「人類・宇宙。その全体性としての本質」に、私たちは本当に耳を傾けることができるのか
人間の生き方について、
そして人類が看過してきたその誤りについて、
これほど深い対話があっただろうか。

その深さの故に、
あらゆる日常や哲学・思想を全体として包んでいく数々の問いと語りに、
私はただただ、
唸り、
感じるだけしかできない。

結局人生の意味を見出すのは、
如何なる宗教でも科学的理想に基づいた数多くの理論でもなく、
「私」という自分自身を見つめ、
それを観察し、
そして何よりその「私」から自由になることによってのみ得られる洞察、
そしてその洞察を持って全体=一つとしての自分と他者を見つめることであることを…自分の中から始まる数多くの分離そして、
自分と他人との絶え間ない区別をやめ、
「英知」としか言いようがない無限の静かな運動によって、
私たちを本来の存在として見出していく過程に触れることができるだろうか。

それに気づくためには、
単なる信念や信仰としてではなく、
如何なる偏見・思い込み・先入観・そういった時間により築き上げられたあらゆる既知から離れ、
耳を傾けること。
それは決して言葉や理解という安易なアプローチで終わるのではなく、
本当に聞くことを意味しており、
この本はそれを私たちができるのかを絶えずに問いかけている。


そして、
クリシュナムルティは、
その見出しは私たちが陥りやすい、
「名言」「偉人」といった既知のものからの自由によってのみ見出されるものであると強調する。

それはつまり、
クリシュナムルティという名前、
そして偉大な科学者としてのデヴィッド・ボームとの対話だからではなく、
その中にある「人類・宇宙。
その全体性としての本質」に、
私たちは本当に耳を傾けることができるのかも同時に試されていると感じる。

さらには「試されている」という自分の思考(=既知としての記憶や思想として)ではなく、
言葉という限られた表層的な表現だけでとどまることなく、
私自身がその中にある本質を自らの力で見出していけるのかの問いでもある。


気が向くたびに、
その素晴らしい対話と洞察をこれからも何度も絶えずに読み、
その内容をできるだけ思考を介せず感覚で受け入れていく自分の姿を、
今そしてこれからも楽しみながら観察していきたい。
そう思わせる本。
時間の終焉―J.クリシュナムルティ&デヴィッド・ボーム対話集

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