双極性障害患者の書評
 私事で恐縮ですが、
評者も双極性障害である。
現在は小康状態で復職している。
本書中にも記載があるが、
双極性障害は鬱状態の方が長く、
明確な躁状態がない患者も多い。
また鬱より発症すると、
躁転するまでは鬱病と診断される。


 評者もおよそ2年半、
自分は鬱病だと思っていた。
最近主治医から、
遠回しな言い方で双極性障害だと宣告された。
「厄介な病気になったな」と思った。
なにしろ現時点では根治する方法が無いのだから。


 著者は双極性障害研究の第1人者であり、
本書には現時点の治療方法だけでなく、
今後の研究の見通しも記述されており、
患者にとっては心強い内容だ。

 この病気の治療が難しいのは、
原因がほぼ先天性だからだと思う。
(性格やストレスはあまり関係ない)しかし、
本書で示されている遺伝子解析を用いた研究手法は、
先天性ならではの方法で、
遠からぬ未来に原因解明と新薬開発が実現する可能性が感じられ嬉しい。

 双極性障害の詳細については本書を読んで頂きたいが、
この病気の一番の薬、
リチウムについて患者としての実感を付け加えたい。

 この薬は結構奇妙だ。
抗鬱剤が認知と感情の両方を押し上げるのに対し、
リチウムは認知と感情のリンクを切る。

 評者の欝状態が最も酷かった頃は、
思考力が落ちて足算引算もだめ、
運動神経がやられて手摺無しでは階段の昇降が出来ず、
吃りで喋れない、
字も書けないという 状態であった。
(心の病は脳の病なので身体症状も出る)「もう何も出来ない」と将来について相当絶望的に認知していたが、
リチウムを飲み始めてからは、
絶望的なままに気持ちの辛さだけが軽減した。
なんか性格が図太くなった気がした。
自殺率が減るのも分かる気がする。


 評者がこの本を一番読んで欲しいのは、
まだ医者に掛っていない患者本人である。
まず自らが、
病気や向精神薬や精神科医に対する偏見を捨てて、
躊躇せずに病院に行って欲しい。

 根治せずとも、
相当楽に成ります。
双極性障害―躁うつ病への対処と治療 (ちくま新書)

その他の感想

期待したよりは
あえて言うなら
実物は薄くて華奢でした。
デザインがよく、お湯を細く注ぐことができます
安定しない方へ
毛深い家族達
今まで出会ったレシピで最高
【 第3刷を購入 】
20gの腕時計。
品質も良く安心できるベビーカーです。
なかなかないカフェインレス
価格対効果はまずまず・・・・
Mirror
ハトムギは肌にいい
想像してたより薄い
なかなか安い店が無い中
生物はみな進化している、命をかけて
実用性と耐久性、サイズに難ありでした。
想像してたより
質が落ちました
初めて知りました。
庭用デザインじょうろ
マイケルの魂が込められた感動感涙のLIVE映像!!
仕事にめげた時に読むと,勇気づけられる名著!
コスパは良いですが
この機能で省スペースなら納得です
take
この価格帯では最良
装着できました。
戻る